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- ライター名:伊藤 沙穂理
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
絞込みを行う幼稚園【東京都B幼稚園】(2)
掲載日:2012年12月17日みなさん、こんにちは!
船井総合研究所の伊藤です。
今回は前回に引き続き、絞込みを行う幼稚園についてお伝えします。
自園が良い!
と選んでもらうために絞込みを行っていくことを決意したのですが
初めは職員の理解を得ることから始めなければなりませんでした。
今まで同様、先生方は日々の保育を行い
なんとなく感覚でできていることがほとんどです。
今までそれでやってきたために、いまさらまとめる必要はないと考えます。
しかし、園長先生の視点は異なり、
選ばれるためには
・今まで行ってきたことを全員が意味を理解することが必要である
・全員の理解を得た上で、日々の保育に落とし込むことが重要である
・そしてそのことを、保護者や地域に伝えていかなくてはならない
と考えているのです。
半年間のミーティングで先生方の教育に対する理解がとても変わりました。
意味を理解し、共有することで
より一層今までの保育に関して自信を持つことができたのです。
そのまとめ方を以下にご紹介します。
・自園の強みを羅列
→自園の強みを改めて皆で話し合い、共有し、まとめることで
自園の本当の強みを全員が再認識できることになります。
・マニュアルを作成
→対外的に打ち出すマニュアルではなく、先生方の共通認識として作成し、
いつでも理解・確認できるような体制を整えることができます。
・在園児保護者への打ち出し
→まずは自園に通っている保護者の共感を得なくてはなりません。
そのための取り組みとして、HPや書面での
保育内容の紹介を行いました。
この紹介を行ったことで、
保護者の理解・共感を少しずつ得るきっかけとなり、
コミュニケーションがよりスムーズになったようで
先生方も働き甲斐が増したと言います。
どのように在園児保護者に打ち出していくかは
次回お伝えしたいと思います。
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