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- ライター名:伊藤 沙穂理
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
感動を与えるサービス
掲載日:2012年12月17日こんにちは、
船井総研の伊藤です。
今回はサービスについてお伝えします。
先日飛行機に乗っていると機長が挨拶とともに一言。
「今日はありがとうございます。・・・・・・
皆様が○○に到着され、その後の行動が少しでも楽しくなるように、
よりスムーズに行動できますように
私共一同空の旅を快適にサポートさせていただきます。・・・」
その後も乗客が興味を持つような話題を提供してくれ、
いつもよりも気分的にですが快適に過ごせたと思います。
また、先日の新幹線でも同様のアナウンスがあり
右手には綺麗な富士山とともに
乗客の歓声、そしてカメラのシャッター音が響きました。
このときに何が生まれたかというと、
1.乗客の一体化
2.人を思いやる気持ち
でした。
乗客の一体化は、皆が窓の外を見て歓声が上がるのです。
また、家族や友人の間には共通の話題が生まれます。
共通の記憶も生まれます。
もしかしたら見ず知らずの隣の人とも会話が生まれているかもしれません。
2の人を思いやる気持ちは、
当然一番窓際にいる人がもっとも外を見やすいのは言うまでもありません。
反対側の窓際にいる人はほとんど見えないのです。
しかし、後方からも見やすいように席を譲る人がいたりと
周りの人を気遣う気持ちがうかがえました。
それを見て、
機長の粋な一言が
こんなにも人の心や行動を動かすことができるのだ、
と感動したものです。
これは一つのサービスであり、
なくても良いものです。
本来であれば新幹線や飛行機は乗客を目的地まで安全安心に運ぶことです。
しかし、最高のサービスを追求し続ける限り、
終わりはないのだと感じます。
保育園も同様で、
安全安心の環境の中でお子さまをお預かりし、
親御さんのもとにお帰しすることが根底にはあります。
しかしながら、サービスを追及し続け、
それ以外の付加価値を提供していくことが求められ、
それを提供していくことが保育園は可能なのです。
もっと言えば、そのように付加価値を提供し続けていくことが
保護者にとって感動するサービスであり、
選ばれることにつながっていきます。
保育園は最高のサービス業です。
せひ、自園ですぐに提供できるサービスを考え、
行動に移してみてください。
繰り返し行動していくことで、
感動が必ず生まれ、自園ファンが増えていきます。
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