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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
「年末の広告戦略から学ぶ」
掲載日:2012年12月29日みなさんこんにちは。
船井総研の大嶽です。
今回のコラムは今年最後になります。
本年も保育経営ナビをご愛読いただき、ありがとうございました。
年末は企業の広告も盛んに行われます。
何となく年末年始はこのような動きが活発化するなぁと
感じている方も多いと思いますが、
明確な理由があるのです。
それは、
・ボーナス以降消費者の懐が温かい
・クリスマス、大晦日、元旦など記念日が多い
・特に年始は気持ちの切り替えによって消費心理が刺激される
という理由があるからです。
特にテレビのCMを見ていますと、カップそばやカメラ、
車などのCMが多いことがよく分かります。
上記のような理由でこの時期は消費が盛んになることを当然メーカーは
知っていますので、その時期に広告を集中投下するのです。
当然媒体広告費も上がります。
プロモーションの原理原則は、
「長所伸展法」
です。
伸びているモノを伸びている人々に、伸びる時期に、
伸びる場所に集中投下するという方法です。
長所伸展法は最も効率的な経営法です。
ですから、プロモーション戦略にとって分析はとても重要で、
その分析によって長所伸展法が効果を発揮する戦略をとるのです。
保育園はどうでしょうか?
プロモーションやマーケティングという概念が
育っていない業界ではありますが、
これからは絶対に必要です。
保育園の商品は(1)人材(2)ノウハウ(3)環境です。
それを誰に、どのタイミングで、どんな方法でアプローチしていくのか、
これを考える仕組みを是非構築して頂きたいと思います。
それでは改めて本年も保育経営ナビをご愛読いただき、
ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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