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- ライター名:伊藤 沙穂理
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
絞込みを行う幼稚園【東京都B幼稚園】(3)
掲載日:2012年12月29日みなさん、こんにちは!
船井総合研究所の伊藤です。
今回は前回、前々回に引き続き、絞込みを行う幼稚園についてお伝えします。
園長先生が選ばれる幼稚園になることを決意し、
まずは先生方の意識を変えていく必要があったことは前回お話ししました。
そして先生方が半年かけて行ったことは以下3つです。
1.自園の強みを羅列
2.マニュアルを作成
3.在園児保護者への打ち出し
上記は1から順序だてて行うことで、自分たちも整理ができます。
今回お伝えするのは上記の3.在園児保護者への打ち出しについてです。
在園児保護者に自園での取り組みを理解・共感してもらうために
まず必要なことは
現状を伝える
ということです。
現状を伝え続けることで賛同を得ます。
その際に、その取り組みの意味を添えてきちんと伝えていくことで、
賛同、そして共感となり、
結果として在園児保護者のファンが生まれます。
そのファンこそが対外的に園のことを広めてくれる「口コミ元」であり、
そこから自園ファンを増やしていくことが可能となります。
さて、その伝え方ですが、
園での子どもたちの様子や取り組みを伝えるには、
やはり「写真」でした。
今までも何か行事のときにはカメラマンを呼んで撮影していましたが、
日常の様子も撮影し、子どもたちの日々の成長を伝えていくことを大切にすることにしました。
全学年の取り組みが一同にわかるよう、
A3の用紙に写真をたくさんちりばめ、そこにコメントを1枚1枚記載し、
それを印刷して毎月保護者に配布、
園の入り口にはそれを拡大したものを掲示しました。
HPにはブログがありましたが一切更新はしていませんでした。
保護者とかかわり、子どもの成長を伝えられる機会はたまにしかなかったのです。
この、写真作成のポイントは
年少→年中→年長の順に掲載することです。
そうすることで、成長のステップを見ることができます。
これを毎月行うことは大変かもしれませんが、
やはり園の共感者が増えていくことほどうれしいことはありません。
ぜひとも取り組んでみていただければと思います。
今年一年、保育経営ナビをご覧いただきありがとうございました。
来年も皆様にとってお役に立てる情報をお伝えしてまいります。
2013年もどうぞよろしくお願いいたします。
船井総合研究所 伊藤 沙穂理
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