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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
24時間保育の意義
掲載日:2013年2月 8日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
全国には24時間運営する保育所が多く存在します。
特に繁華街界隈に集中しているのですが、
最近この24時間保育の社会的意義を強く感じています。
平成22年に大阪市で育児放棄で子どもが餓死するという
非常に痛ましい事故が起こりました。
まだ記憶に新しいと思います。
24時間保育は昔から存在しているものですが、
運営も決して楽ではないため、
様々な問題が指摘されてきました。
しかし、近年では多くの園が届出を出し、
自治体の監督化のもとに運営を行っています。
この事件も、県外から母子で引越しをしてきて、
そのような保育の環境があることを知らなかった、
知っていれば預けていたかもしれない、
母親がとても若かったため、
そのような発想を持てなかったなどの説もありました。
認可保育所で24時間保育を行っている園はほとんど存在しないため、
一部の母親にとってはとても重要な環境であることを
改めて認識させられます。
これからは24時間保育のあり方、国からの支援も真剣に考えていかなければなりません。
これから新制度を向かえ、待機児童も減少していくことが想定されますが、
より一層「役割」が重要になります。
同じ役割の園しかなければ、全て認可保育所に包み込まれてしまいます。
24時間保育の役割はとても貴重です。
そして、保護者も偏見の目や引け目を感じず、
利用するときは
利用することを心がけなければならないのではないでしょうか。
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