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明日の認可保育所の経営を考える

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

園児募集ノウハウの因数分解(2)

掲載日:2013年2月 8日

みなさん、こんにちは。

船井総研の大嶽です。


さて、今回も園児募集ノウハウの因数分解をしてその仕組みとカラクリを
お伝えしたいと思います。

今回は、

「どんな人をファンにしたいかを決める」

ということです。


これからは明確な保護者像を掲げることが重要になります。

何故ならば、選ばれる時代は選ばれるために、
相手にとって、「私のための園」、「私の価値観と一緒」と
感じてもらうことが重要だからです。


ではどのようにして「誰」を決めればよいのでしょうか?


そのヒントは、あなたの園の保護者にヒントが隠されています。


まず、あなたの園の保護者に「何故あなたの園を選んだのか」、
「どんな点が支持されているのか」をアンケートしてみましょう。

何故あなたの園を選んだのかという点については、
多くの方が「家から近い」、
「友達も通っている」という意見をお持ちかと思います。
特に地方都市になれば、
「自分も通っていた」という保護者もいらっしゃいます。

これらはこれらで保護者のニーズなのですが、これについては変えようもない
要素です。これを「戦略的差別化」と呼びます。

しかし、これから保護者像を明確にしていくためには、それではなく、
「保育理念に共感した」、「職員の対応が良かった」、
「教育内容が良かった」

という人的要素や教育的要素のような「戦術的差別化」について
共感をしている方がどんな方なのかを見極めることです。


そして、このような方々が所得、家族構成、就労環境、教育意識など、
どんな特性があるか、さらにどのエリアから来ている傾向があるかを
把握してみてください。


ターゲティングというのは、「顧客像」と「商圏」です。

この2つを明確にすることこそ、「誰」を明確にすることなのです。

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