-
- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
マクドナルドから学ぶ
掲載日:2013年2月 8日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回はマクドナルドが9年ぶりに減収減益をしたという
ニュースが飛び込んできました。
それでも売上高5298億円、営業利益247億円、最終利益128億円ですから
言うまでもなく素晴らしい業績なのですが、9年ぶりに減収減益をした
という結果は色々と考えさせられるものがあります。
100円コーヒーなどで客数は2.2%増加したそうですが、客単価が減少。
季節限定メニューについても販売を減らし、定番メニューを強化。
値下げキャンペーンを減らし、
販促費を減らしたことも影響しているそうです。
マクドナルドの一つの戦略に粗利ミックスがあります。
100円ハンバーガーやコーヒーという集客商品をつくり、
付加価値が高く利益率の高い商品をクロスセルさせるという戦略です。
それが功を奏しませんでした。
付加価値の高い商品が売れなかったということです。
やはり、デフレ期のマーケティングは高額品が一般大衆層には売れません。
これがもろに影響したのでしょう。
しかし、これからは間違いなくインフレになります。
少なくとも今よりは高額品が売れるでしょう。
(物価が過度に上昇すれば話は別ですが。)
保育も同様です。
これからは付加価値の高い保育園(特に認可外保育所やBSに関して)が
また元気になるでしょう。
今年は高付加価値、高額品が売れる時代になりそうです。
- カテゴリ: