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- ライター名:伊藤 沙穂理
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
保育園にとってのHPとは(3)
掲載日:2013年2月27日こんにちは、船井総研の伊藤です。
前回、前々回に引き続きHPについて今回もお伝えしていきます。
今回は、HPの導線についてです。
AIDMAの法則という言葉はよく聞く言葉だと思いますので詳細は割愛しますが、
消費者の購買心理として、物事は何事もこのAIDMA(または類似も有)に沿って進んでいくといわれています。
※本サイトでも何度かお伝えしている内容ですので、よろしければ過去のページをご覧ください。
例えば自園に見学に来るまでの行動を考えると、
・A:そこに園があるということを認知する
・I:なんだか良さそうな園だな、と興味を引く
・D:まずは見学に行ってみたいなと思い情報を検索する
・M:でもちょっとあとでまた調べてみよう・・いや、でも・・・と考える
・A:でもまずは連絡してみよう、と思い行動に出る
という心理が働きます。
これをHP上で置き換えると、
・まずは園があることを認知してもらうためのきっかけがHPでもあります。
園の認知度を上げるために、HPは非常に重要なのです。
自園のことをまったく知らなくても、
「地域名+保育園」で検索をした場合、消費者に知らせることができます。
それがAのAttention(注意)なのです。
・次に、
HPで情報を検索し、その中で消費者のInterest(興味・関心)を引かなければなりません。そのため、前回もお伝えしたとおり、TOPページが非常に重要となります。
・そしてその次、Desire(欲望)を引き出すために、
園の魅力や特色を伝えるべく情報が必要となります。
その情報を認知した上で、初めて「いいな」と思うことができるのです。
・これらがそろって初めてMemory(記憶)、
消費者の記憶に自園を残すことができます。
そのときすぐに行動に起きなかった場合でも、何かあったときには記憶に残っているので、その人の選択肢に浮上します。
・しかし、すぐにでも問い合わせるきっかけをつくり、その場で行動を起こさせてあげる仕組みをつくることが最後のAction(行動)です。
このように、HP一つをとっても消費者(保護者)のことを考え、
導線をつくることはできるのです。
反対にこのように導線を考えてHPをつくらないかぎり、
そのHPはもしかしたらただ情報量が多く、興味をひかないHPとなってしまうかもしれません。
このようにAIDMAの法則に沿ってぜひHPを一度見直してみるとよいかもしれません。
では、具体的にどのようなことに気をつければ良いのか?
どのような情報が必要なのか?を次回お伝えしていきます。
次回もお楽しみに!
船井総合研究所
伊藤 沙穂理
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