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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
業種別の参入形態(1)学習塾編
掲載日:2013年3月13日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回からはシリーズで各業種別の保育事業
参入の可否とパターンをご紹介していきたいと思います。
保育事業は誰でも参入できるわけではありません。
参入する価値に差があるのです。
では、今回は「学習塾」について
検証していきたいと思います。
学習塾は現在、市場は横ばいですが、各教室あたりの
生徒数が減少傾向にあり、完全な飽和市場です。
大手はM&Aや海外進出を繰り返し、中小は生徒募集
に躍起になっています。
そこで、近年注目が集まっているのが、
「低年齢児の囲い込み策」
です。
大手企業はこぞって「学童保育市場」に参入をしています。
学習塾というのは早くても小学校4年生以降からになります
から、小学校3年生以下を囲い込む策として行っています。
また、乳幼児の保育園事業に参入している大手企業も
学童保育市場に比べれば少ないものの、存在しています。
整理しますと、学習塾の参入メリットは、
・低年齢児の囲い込みが本業に貢献する
・既存の教育コンテンツが活かせる
・ターゲットが同じ子どもである
・学童併設の新教室開設によって差別化ができる
などがあるわけです。
メリットが多いということですね。
学習塾業界の方々は前向きに検討しても良いかと思います。
是非参考にしてください。
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