-
- ライター名:伊藤 沙穂理
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
保育士が主体的に動いて園児を増やした事業所内保育所・パート2
掲載日:2013年6月 2日皆様こんにちは、
船井総合研究所の伊藤です。
今回は前回に引き続き「保育士が主体的に動いて園児を増やした事業所内保育所をご紹介したいと思います。
こちらの保育園の保育士がおこなった主体的な取組例は
・子どもが安心して生活できるような部屋づくり
・初めての子どもでもくつろげるような言葉がけ集を保育士で作成し、毎日のトレーニング
・お母さんに安心して働いてもらえるように子どもたちの日々の様子を伝えるツールづくり
等です。
言葉がけ集はただ言葉だけを羅列したマニュアルのようなものではなく
実際にどの場面で使用して効果があったか、
効果があったのはどのような性格の子どもなのか、
どのような表情や目線で伝えたのかなど
実際に効果があった事実を詳細に記載することで、
誰でもすぐに思い出して使うことができます。
さらには、
これらを作成するだけではなく、
保育時間中の空き時間、終了後、朝一番など
保育士で集まって想定練習を重ねていたのです。
他人ごとではなく自分ごとと捉え、
そこに対して積極的に取り組んでいった結果が、
今の園児数につながっています。
もちろん、事業所内保育をつくったことの本業へのメリットはたくさんあります。
・パート社員の勤続年数の向上
・正社員の育児休暇後の100%復帰
・求人倍率の向上
・会社の宣伝効果
などです。
やはり、子どものことを思って、保護者のことを考えて
何が今できるのか、
何が求められているのかを
真剣に考え行動していくことの大切さを改めて感じました。
ぜひ参考にしてみてください。
船井総合研究所 伊藤 沙穂理
- カテゴリ: