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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
差別化の8要素で開業を考える(3)
掲載日:2013年11月16日私の著書が出版されました。
保育関係者の方々、これから保育事業に参入したいと
考えている方には必ずしや参考になるかと思います。
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みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、前回からシリーズで船井総研の経営ノウハウでもある、
「差別化の8要素」
で保育園開業を分析しています。
この差別化の8要素とは、
1.立地
2.売場面積(施設規模・定員数)
3.ブランド・ロイヤリティ
4.商品力(教育性・安全性・利便性・品揃え・独自性)
5.価格
6.接客力(人材力)
7.販促力(園児募集力)
8.固定客化力(継続性)
ですが、今回は2の「売場面積」を考えていきたいと思います。
保育園の場合は売場面積ではなく、施設面積になります。
保育面積ではなく、敷地面積です。
一般的な例を出しますと、
定員120名の認可保育所の場合・・・約800~1,000㎡
定員60名の認証保育所の場合・・・約200~300㎡
定員30名の認可外保育所の場合・・・約100㎡
定員に比例しますが、一般的に敷地面積の大きさは、
認可保育所>認証保育所>認可外保育所
となり、この順番で園児は集まります。
施設事業、店舗事業の場合、面積が大きいところに人は集まります。
それが人の心理です。
何故年々ショッピングセンターが大規模化しているのか?
それは、その方が集客できるからです。
もちろん、保育園と店舗を全て一緒に考えるわけではありません。
しかし、事実同じ認可外保育所でも、大きいところに人は集まります。
狭いところに保護者は魅力を感じません。
特に3歳以上のお子様をお預けになる保護者の価値観は大きく影響します。
後は、地代や家賃等の固定費とのバランス、市場性によって最適な
規模を模索しなければなりません。
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