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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
100円ショップ「セリア」から学ぶ
掲載日:2013年11月16日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今回は100円ショップ業界2位のセリアから学びたいと思います。
セリアは25期連続増収で、2014年3月期で売上が1070億円、
純利益が54億円と過去最高を記録するようです。
「カラー・ザ・デイズ(日常に彩りを)」
をコンセプトに多くのショッピングセンターで賑わいを見せています。
100円ショップと言えば、ダイソーやキャンドゥが有名ですが、
このセリアとの決定的な違いがあります。
それは、船井流経営法の原理原則でもある、
「ハイイメージ付き大衆商法」
というものです。
これは言葉のとおり、
大衆向けにハイイメージで売れば客は集まる、儲かる
という考え方で、まさにセリアはコンセプトを明確に打ち出し、
店舗デザインをハイイメージ化させ、
それを低価格で大衆向けに販売しているため、
業績が向上しているのでしょう。
(もちろんそれが全てではないですが、
顧客の来店における動機付けにはなっています。)
今後は他社も追随してくるでしょうから一筋縄ではいかないにしても、
とても強い店舗として君臨することが予想されます。
これを保育業界に落とし込むとどうなるか。
最近新規の認可園では、
まるでギャラリーや美術館のようなイメージの園が増えてきました。
認証保育所でも同様です。
そして、そのような施設はやはり人気があるようです。
これも「ハイイメージ付き大衆商法」の典型例です。
経営においてイメージというのは本当に大切です。
そして、そのイメージを構成するのは、
「見た目」
なのです。
施設、概観、内装はもちろんのこと、スタッフの身なり、清潔さ
もとても重要な要素になるのです。
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