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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
ある保険ショップの店長から学ぶ
掲載日:2013年12月17日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
今回はある保険ショップの店長から学びたいと思います。
以前私の妻がたまたま自動車保険を検討している際に、
近くで立ち寄った際にとても良い印象を持ったそうで、
その後改めて2人で伺うことにしました。
見た目は体格が良くてオールバックの40歳前後の男性。
決して印象が良いわけではありません。
しかし、話をしているうちに段々と印象が変わってきたのです。
「この人なら信頼できそうだ・・・」
そんな想いにさせられました。
その理由は明確です。
1.聞き方がわざとらしくない
2.解決策が的確
3.一切営業をしない
4.親身
特に3と4についての印象が強く残っています。
その数ヵ月後、さらに医療保険の相談に伺った際も同様の印象を
持ちました。
今では私も妻も保険については強い信頼感を彼に持っています。
きっとこれからも保険のことは全て彼に相談することでしょう。
保険という商品は多くの人が「初めて購入する商品」です。
だからこそ、誰かに相談しなければならないし、
分からないことだからこそ不安と疑問を常に抱いているものです。
これは保育園も一緒のことです。
保育園に預けることは多くの人が初めての経験。
不安と疑問に満ちています。
そんな時に、
「私の園にきてください!!」
と攻めの姿勢で来られたら誰だって引いてしまいます。
そうではなくて、あくまでも「相談に乗る」というスタンスで
対応しなければなりません。
私たちも様々な面談の調査をしていますが、
成約率の高い園は絶対営業的に来ません。
不安だからこそ安心させることを最優先する。
その上で、保護者の不安や期待に自園の価値が貢献できる点をしっかり伝える。
これだけで良いのです。
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