-
- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
マクドナルドの業績不振から学ぶ
掲載日:2013年12月29日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、今年最後の当コラムはマクドナルドの業績不振から
経営を学びたいと思います。
今回のマクドナルドの大幅な業績不振の理由は
いくつか存在しているといわれますが、
その中でもコンビニが絶好調だった、
1杯100円のコーヒーが影響していることが大きいと
考えられています。
つまり、これまではマクドナルドの競合は他のファストフード店であり、
ハンバーガーにおいてはカフェや、それこそコンビニも競合になっていたのが、
「コーヒー」市場にコンビニが参入したことで、
客離れが起こったということが大きいということです。
今年コンビニの100円コーヒーは爆発的に売れました。
その影響がファストフードにも影響したのです。
このように様々な業界で起こっているのが、
「異業種の競合」
というものです。
つまり、業界と業界の際である「業際」というものが
無くなりつつあるのです。
例えばヤマダ電機が本格的にハウスメーカーやリフォーム事業に参入します。
家電量販店とハウスメーカー、リフォーム会社が同じ土俵で戦うのです。
また、一般薬品の小売業界においてもスーパー、コンビニ、ドラッグ、
調剤薬局などその業際はなくなりつつあります。
保育業界も同様です。
「こども園化」
というのは、幼稚園、保育所、そして学校法人、社会福祉法人だけでなく
株式会社が増えているのもこの「業際」がなくなりつつある一般的なトレンドと同様の事象が起きているだけなのです。
より一層の差別化戦略が必要です。
来年はその準備の年。
そして、その準備をした法人、企業が勝つ。
とても大切な年になりそうですね。
さて、長くなりましたが、今年も大変お世話になりました。
来年も皆様にとって良い年になりますよう
当サイトの運営者を代表して挨拶させて頂きます。
良いお年をお迎えください。
そして、来年も当サイトをどうぞよろしくお願いいたします。
- カテゴリ: