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- ライター名:伊藤 沙穂理
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
園長(理事長)の思いの浸透
掲載日:2014年7月17日みなさん、こんにちは。
船井総研の伊藤です。
今回は、関東で10園の認可保育所を運営しているC保育園の
「保育理念を保育スタッフが実行できる仕組み」についての
取り組みについてお伝えします。
皆さんは、園で実現したいことを保育スタッフに、
どのように実行できる仕組みを持っていますのでしょうか?
C保育園の理事長は、10園を統括して、それぞれの園の状況を
保育スタッフの表情や行動から、「今いい状況か否か」
を判断しています。
いい悪いの判断材料は、園の理念(思い)と方針(実現方法)が
一貫しているかを見ています。
常に理念を伝えることも大切ですが、
保育スタッフが方針を常に思い起こさせるための
3つの仕組みを導入しています。
・園の理念を一言で表現したメッセージがある
・園の理念を表すロゴマークがある
・ロゴマークが保育室の至る所に表記
保育士は、保育室の至る所にあるロゴマークを見ることで
私たちは何をするべきなのかを瞬時に思い出すことができます。
職員室などに、保育理念や保育方針を文字で掲げているかと
思いますが、保育をしている至る場所で
「私たちがやるべきこと」を
思い起こさせ、保育士の理念浸透に一躍をかっています。
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