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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
主任保育士が育つ仕組み(1)
掲載日:2014年8月 6日みなさん、こんにちは!
船井総合研究所の伊藤です。
今回は、主任保育士の育て方を
お伝えしていきます。
まずは、若手保育士の育成ステップを
お伝えしていきます。
(1)他人から育てられる
(2)自ら育つ
(3)他人を育てる
(4)リーダーとしての役割を持たせる
以上、4つの過程を経て、園全体をまとめることができる
主任保育士の育成が可能となります。
特に重要なのは、①と②の時期であり、
この時期に、育成する仕組みとして、成長する場を
どのように与えていくかが大切です。
まず、「①他人から育てられる」について、
今回はお伝えしていきます。
入園1年目は、園全体の仕事を理解する必要があるので、
年次が3~4年目と年齢の近い先輩をサポート役として、
・仕事内容の理解
・仕事内容の実施
・仕事内容の改善
を普段、保育する中で、指導していきます。
子どもの前や忙しい時は除いて、すぐにアドバイスしてあげる
ことが重要です。
見本となる先輩の仕事を見て、アドバイスを聞く中で、
若手保育士の早期育成が可能となります。
また、保育士1年目に育成する仕組みとして、
“いつも先輩や園長に相談できる環境を与える”ことで
「できる領域」を拡大していく年とします。
園長からは「いい点を褒められ」
育成担当からは「褒めるために叱る(アドバイス)」
の役割を変えて、「褒める」と「叱る」を繰り返す中で
仕事内容を改善していきます。
この体制作りができていると新人保育士の「いい点」
を発見できることから何を任せていけるかが明確になります。
次回は、
・(1)から(2)の移行時期の対応方法
・(3)自ら育つ
についてお伝えしていきます。
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