-
- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
学童保育の参入を考える(4)
掲載日:2014年8月18日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、シリーズで学童保育の参入について
お伝えしております。
学童は、
1.ターゲット・・・公立学童に不満がある、公立に入れない、色々習わせたい
2.商品・・・三種の神器、スポット、オプション
3.価格・・・価格分の価値で考えれば3~5万円の高額設定
4.施設・・・快適な環境、安全環境、5S
5.集客・・・HP、イベント、長期休暇
で考えるべきとお伝えしましたが、今回は「価格」について
お伝えします。
一般的に民間学童保育の平均価格帯は、
週1日 10,000円+オプション代
週5日 40,000円+オプション代
といったところです。(特に首都圏では上記が平均になります。)
一方で公立の学童クラブは
週5日 3,000~10,000円
ですので、言わば4~10倍の価格差があるということです。
事業とは価値/価格ですから、ただ高いからダメ、安いから買いやすい
ということではありません。
もちろん、その分様々なサービスが民間学童にはあります。
※これは前回のコラムを参考にしてください。
ただ、この価格差は本当に大きいのです、、、
そして、民間学童の事業のポイントは、
1.この価格差を超える価値が出せるか=商品価値の最大化
2.可能な限り客単価を下げて客数を増やす=客数の最大化
なのです。
特に2については意外と知らない方も多いのですが、民間学童の契約で
最も多いのは、週1~3日の短日コースの子です。
つまり、習い事感覚で来る方なのです。
このゾーンは単価が比較的低いので、集めやすいわけです。
ですから、このニーズに対して打ち出しを強化する事がポイントです。
是非参考にしてみてください。
- カテゴリ: