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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

主任保育士が育つ仕組み(3)

掲載日:2014年8月29日

みなさん、こんにちは!
船井総合研究所の伊藤です。

前回に引き続き、主任保育士の育て方を
お伝えしていきます。

今回は2年目から3年目にかけての保育士への
人材育成については、いよいよ新人保育士を
「育てる立場」へとなっていく時期です。

新人保育士を育てる方法は、
①集団研修会
②日々の会議での連絡交換
③月例会議での連絡交換
④現場OJT

がありますが、「育てる立場」となる2~3年目の
保育士には、②~④で活躍してもらい、

主に、④の「現場OJT」の存在として役割を担ってもらいます。

とある千葉県にあるU保育園では、
3年目になる保育士が新人保育士の育成担当として、
日々の保育の中で共に動いていきます。

3年目の保育士の役割は、
新人保育士を「褒めるために叱る」ことです。

日々の安全・安心な保育・教育の提供
保護者への連絡方法

等、子どもと親への対応法、サービス提供を学んでいただくように、
まずは、やり方を見せてあげます。

U保育園では、まずは電話対応研修!

新人保育士の横に座り、電話の取り方から対応方法まで

「どのように進めていけば、より保護者が満足することができるか」

という視点で、

・現在の対応法の問題点
・今後、対応する時の方法

を3ヶ月程度、指導していくことで保護者の前に出て対応できる力
もついてきます。


前回もお伝えしましたが、人は学ぶ(インプット)ことを効果的に
行おうとした場合、教える(アウトプット)機会が適切にあることで
自信が身につき、主体的に物事に取り組むことができるようになります。

自分が得意なことを人に教えられる環境を与えることで、
その保育士は人一倍早く育っていきます。

次回は、主任保育士が育つ仕組みの最終回をお伝えしていきます。


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