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明日の認可保育所の経営を考える

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

え!?幼稚園のこども園化は進まない!?(3)

掲載日:2014年9月 1日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。


もう少し、前回の内容を深堀していきましょう。

国は27年・28年で20万人の受け皿確保(0~2歳:約16万人)
を作ろうとしています。

それにあたっての柱としては、

 1.幼稚園の認定こども園化
 2.認可保育所新規開設・定員の弾力化
 3.地域型保育給付の強化

の3つがありますが、前回お伝えしたとおり、幼稚園のこども園化は
中々進みません。

仮に8000園あるが私立幼稚園の幼保連携型が27年に7%、28年に10%
進めば、

8,000施設×17%×30人(0~2歳定員)=約4.0万人増

となります。


次に2については、現在毎年300施設ほど年間増えている認可保育所
ですが、仮にさらに増えて年間500施設とすれば、

500施設×0~2歳平均定員40人×2ヵ年=約4.0万人増 


となります。

つまり、1と2ではどんなに増やしても8万人しか増えないのです。


そうすると、残りは16万人から8万人を引いた8万人となります。


そこで登場するのが3の地域型保育給付。
特に小規模保育の存在が大きくなるわけです。
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