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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
え!?幼稚園のこども園化は進まない!?(5)
掲載日:2014年10月 1日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、何故こども園化は進まないのでしょうか?
それにはいくつかの理由があります。
1.収入が下がる
2.保護者への説明ができない
3.設備の不足
この3つが特に大きな理由になっています。
今回は2についてお伝えします。
先日内閣府から発表になった私立幼稚園(認定こども園を含む)
の子ども・子育て支援新制度への移行に関する 意向調査の結果に
よれば、平成27年から新制度に移行すると回答した園は全体の
22.1%ということです。
全体の2割しか移行しない理由の一つとして、
「保護者への説明が出来ない」
という点が挙げられます。
今はもう10月。
もう半年後には新制度がスタートするにもかかわらず、利用者
負担すら決まっていない自治体も多く、これでは来年度の園児募集
に支障をきたすと判断するのも当然です。
私はむしろ22%の園がよく平成27年度から決断したことに驚きです。
私のお付き合い先の幼稚園でも同様に27年から移行する園はありません。
全て28年、もしくは29年です。
ただし、逆に言えば、今は22%でも、28年、29年には増えることも
予想されます。
同様に内閣府の調査結果では、実に62%が28年以降に前向きに移行を
考えているとの事ですので、少なくとも40~50%程度は動くことでしょう。
これをどう捉えるか、そして、この傾向から何が見えるか。どんな対策を
取るべきなのか?
みなさんもお分かりなのではないでしょうか?
次回へ続く。
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