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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

園児募集時代の襲来 ~共感する保護者を増やす(2)~

掲載日:2014年10月15日

みなさん、こんにちは!
船井総合研究所の服部雄太です。

今回は幼稚園の園児募集を紹介します。

今回紹介する幼稚園はO幼稚園としておきましょう。

新しく園長が変わって2年になりますが、

昨年度は75名募集が53名と募集定員に満たない状態で
園児募集を終えてしまいました。

幼稚園にとっては、(途中入園はあるものの)年1回に来年度の
収入が決まってしまうといっていいほど重要なのが園児募集です。

入園説明会参加者数は50名であり、説明会以上の新園児を迎える
ことができましたが、入園説明会の参加人数を増やす施策として
行ったのが未就園児教室でした。

対象は、「2歳以上のクラス」と「0-1歳のクラス」を設定し、


・英語で遊ぼう
・リトミック
・工作遊び
・クッキング
・英語で子育て

などの「無料」と「500円の有料イベント」を毎月1回以上実施しています。


告知はHP上や地域の商店などにポスター設置を行い、
未就園児教室(囲い込み)を作っています。


今年はまだ願書購入がまだですが、
未就園児教室に141名のお子様や保護者がいらっしゃり、

今年の1回目の説明会には86名が参加しました。


未就園児教室という3歳未満時の囲い込みという施策によって
2年の期間で、未就園児教室の運営が軌道に乗り、今後は、

・未就園児教室の会員募集
と共に
・一般の方でも参加しやすい体験イベント

を実施していく予定のようです。


このように、幼稚園は入園する前から
“保護者と接点”を持ち、園に“足を運ぶ”機会を毎月実施しています。

幼稚園も今後、0-1歳児教室やマタニティ教室など、
接点を持つ年齢が低くなってきています。

今後の保育園経営を考えてみても
入園前から接点を持ち、一度でも預かりを受ける
仕組みが必要です。

次回、人気幼稚園の新たな試みをお伝えしていきます。
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