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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
介護施設から学ぶ人材採用・定着 その3
掲載日:2014年12月 8日皆さん、こんにちは!
株式会社船井総合研究所の服部雄太です。
前回は、介護福祉士が採用しずらい中、
どのようにして応募数をいかにして増やしていくか
をお伝えしてきました。
今回は、応募から面接への誘導率を高める取り組み
についてお伝えしていきます。
介護業界は、高齢者が増える中、労働者が減少していき、
慢性的な介護福祉士不足が今後も顕著になります。
そのような中、「人材の確保」を目的とした応募の最大化のための伝え方は
働きやすさ > 働き甲斐
になります。
しかし、「人材の定着」を目的にした場合には、
働き甲斐 > 働きやすさ
となります。
採用段階に応じて、就業見込み者へのメッセージをしっかりと変えることで、
応募及び入社の最大化が可能となります。
応募数と選考段階への誘導率を高める施策として、
"お仕事説明会"
を実施しています。
イメージとしては、中途採用向けインターンシップ(職場疑似体験)と言えば
分かるでしょうか。
施設見学の後、
介護の仕事とはどのような仕事ですか?
どのような方が介護の仕事についているの?
を職員やグループワークにより、介護の仕事を体感してもらう取り組みです。
ポイントは、
現在働いている職員がグループのテーブルにつき、
「○○のケースはどのように対応しますか?」
というテーマを与えてディスカッションを実施することで、
・求職者同士の関係
・職員と求職者間の関係
の構築を行うことで、選考段階へ進めることができます。
今後、保育士の採用についても、
保育士と法人の人間関係を事前に構築する取り組みが
保育士に選ばれる法人となっていくヒントになります。
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