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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

保育事業を継続させる3つのポイント(2)

掲載日:2015年1月17日

皆さん、こんにちは!
船井総合研究所の服部雄太です。

現在、成長期の山場を迎え、今後、園児の取り合いが当たり前の競争時代、成熟マーケットに入っていこうとしています。

競争時代で安定的な園児獲得、職員採用/定着を行っていくには、
前回、お伝えした

1.理念経営

を行っていく事が重要です。

理念経営とは、『全員が生き生きと働き、成長期にも危機にも強い永続する会社』を言います

そのために、"会社がめざす目的と大切にする価値観=企業理念"を明らかにし、全員で共有浸透して、その実現を追求していく、明確なゴールを示していく事が大切にあります。


そこで、年末に掲載した皆様への質問がヒントになる訳です。

質問1、あなたの法人(保育園)の存在意義は何だろうか?
・あなたの保育園が無くなる事で誰が悲しむであろうか
・あなたの保育園が提供しているサービスで利用者が満足していることは何か

質問2、どうしても成功させなければならない偉大なプロジェクトは何だろうか?
・人の心を動かすのは小さな目標ではなく、大きな目標により、人は希望を持ち、働く
・ケネディ大統領は、何の技術も持たない段階で、月面計画を打ち出し、本人が亡くなった後に実現された

2015年12月31日を迎えるときにどんな状態になっていたいでしょうか?

上記のゴールをしっかりと全社会議を行い、伝えていく事が重要です。

業績のよい企業は必ずと言っていいほど実施しているのが全社会議です。
プログラムとしては、

①2015年度の保育事業経営目標
②経営目標達成のための重点行動計画(KPI)
③行動計画実施のための研修(マインド、スキルアップ)
④重点行動計画が達成された場合の評価制度(役職・給与・賞与)
⑤トップより2015年度の「保育業界動向の知見」「利用者ニーズ動向の知見」「我々の役割」「役職ごとの役割」

を全従業員に伝えていく機会をつくる事です。

他業界においても業界のトップリーダーは、全社会議のみならず、役職(年次が一緒の職員)別研修を2〜3ヶ月に一度実施しています。

ぜひ、経営者から、マーケット動向と利用者動向から、我々は何をやらなければならないのか(Mission)を伝える機会を持って下さい。


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