保育経営ナビ » 保育経営の基本を知りたい » 保育事業を継続させる3つのポイント(5)

保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

保育事業を継続させる3つのポイント(5)

掲載日:2015年3月 2日

皆さん、こんにちは!
船井総合研究所の服部雄太です。

前回、

"3、力相応一番主義"

を実現するために、独自固有の長所となる保育サービス(一番商品)
をつくることの重要性をお伝えしてきました。



では、一番商品を持つためにはどうすればよいのでしょうか。


一番簡単な方法は、競合店を十分に調査し、
その結果に対して機敏に対応できる体質づくりをすることです。



次に注意点として、前述した一番商品を持つこと、
あるいは一番づくりで忘れてはならないことをご紹介しましょう。



第一に、わかりやすいもので一番にならなければ、
ほとんど効果がないということです。

たとえば、延長保育や一時預かりなどで
・時間が一番長いで一番
・地域で最も一番の安い価格で預けることができる


教育カリキュラムの品揃えで
・ネイティブと過ごすプリスクール
・英検合格のスクール併設
・地域で最も料金が安い親子英会話教室がある
・漢字検定や思考力検定に合格できる
・元オリンピック選手が教える体操教室
などの「地域で一番」というようにわかりやすいことが絶対に必要です。


第二に、数値化できないものでは、一番になってもあまり意味がないということです。

はっきりわかるもの、数または量でこなせるもので一番になるよう心がけてください。

もちろん、突然「園児数一番!」「卒園までに英検3級が全員取得」にはなれません。


そこで必要なのが、場所や機能を絞り込むことです。



これが、力相応一番主義という考え方です。
自店のシェア、売上、品揃えなどに応じて戦う場所と機能を決めていくわけです。


そうなると、たとえば「英語カリキュラムは市内一!」というようになることができるのです。


力相応一番化とは、力相応に一番化することです。


企業経営では、
「力相応でなければならない」ということが基本となります。


企業が力以上のことをするのは、よほど環境条件のよいときでなければ、きっと失敗をもたらすでしょう。


お客様から、「こういうときはあの保育園!」といってもらえるように、
自店の一番の商品・客層・商圏を決めてそれを徹底的に伸ばすことが重要です。



船井総合研究所では、全国の保育事業者が集まり、
成功事例などを研究する会員制のセミナーがあります。

一法人一回に限り、無料で招待させていただきますので、
興味のある方はご参加ください。

http://www.funaisoken.co.jp/site/study/mfts_1184910870_240.html
カテゴリ:
保育園・保育所・託児所の開園・開業 保育士の求人採用 保育経営セミナーのお知らせ
保育園児募集無料ツール 保育園経営コンサルティング 保育園M&A
保育経営ナビにお問合わせ