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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
施設が増えた際に考えること(2)
掲載日:2015年4月13日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
いよいよ新制度がスタートしました。
世の中では、認定制度がスタートし、認可保育所やこども園、
地域型保育給付を利用している保護者は教育標準時間、保育標準時間、
保育短時間とそれぞれ認定を行いました。
皆様がどれだけ実感があるかはそれぞれでしょうが、利用者はすでに
新たな制度の中で保育を受けている状況であることは覚えておいて
ください。
さて、当社の経営研究会の会員様約40社の動向を見ていますと、
昨年から施設を複数展開する企業が増えてきました。
その中で課題として出てきているのが、
・組織体制
・採用・人材定着
の2点です。
今回はこのうちの「組織体制」についてお伝えしたいと思います。
ある企業様では昨年まで1施設のみの運営でしたが、今年から4施設
運営しています。
そこで、課題として出てくるのが、
1.本部体制が機能していない
2.各園の情報共有ができていない
3.各園の統一ルールが整備されていない
という3点になります。
これまでは経営トップ1人の力技で何とかなってきたものの、それだけでは
管理が出来なくなっているのです。
当然これまで1施設に集中していたところから4施設に対して意識が分散
するわけです。
この部分をどうマネジメントし、品質の維持・安定を図るべきか。
次回はその具体的な方法をお伝えします。
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