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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
施設が増えた際に考えること(3)
掲載日:2015年4月27日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
前回もお伝えしたとおり、施設が増えてきた際に留意しなければならない
課題としてよく生じるのが、
1.本部体制が機能していない
2.各園の情報共有ができていない
3.各園の統一ルールが整備されていない
という3点になります。
今回は2についてお伝えしていきます。
施設が増えてくると、物理的にそれぞれの園の状況にバラツキが
出てきます。
これまで単独施設の際は、全て経営者の目が届く範囲にスタッフがいましたが、
それも出来なくなり、各園のカラーが出始め、そのカラーがバラバラになり、
統一感が無くなることで、一体化が図れなくなるのです。
これは組織の崩壊の第一歩です。
ですから、重要なのは、しっかりと各園の情報共有の体制を作っておくということ
です。
具体的には、
・定期園長ミーティング
・各園長の中での日報配信
の2つから始めることをお勧めします。
私のご支援先でもこのようなことをしていただいておりますが、定期園長ミーティングでは、
具体的に、
・今月のMVP社員
・理念浸透における取り組み
・モチベーションアップの取り組み
・ヒヤリハットの共有
・スキルアップの取り組み
・情報共有の取り組み
といったことをペーパーにして、提出して頂き、それを全園長で共有するのです。
毎月3時間程度それを実施します。
それによって、各園の課題、他の園の良さなどが分かります。
是非実践してみてください。
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