保育経営ナビ » 施設の業績を向上させたい » 人が育つ組織の共通点(3)

施設の業績を向上させたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

人が育つ組織の共通点(3)

掲載日:2015年7月 3日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。

さて、前回から、

「人が育つ組織を作る」

というテーマで、保育士不足に伴う離職率をどのようにして改善するか、
定着率を高めるかをお伝えしています。

退職理由は以下の8つのどれかに必ず当てはまります。

1.人間関係が悪い
2.責任が重い・大変
3.待遇に納得いかない
4.方針に合わない
5.達成感がない
6.役割が見えない
7.先が見えない
8.つまらない


今回は「人間関係が悪い」という点についての改善策をお伝えします。


この問題は保育業界の土台にある問題であり、根深く浸透しています。

人間関係といっても様々です。


同期同士
先輩と後輩
部下と上司
一般と主任
一般と園長
主任と園長


こういった問題は様々な問題が複雑に絡み合っているケースがほとんど
なのですが、必ずしなければならないこととして、


「理念・目標・行動指針の浸透」

が挙げられます。


人間関係で揉める組織の共通点は、


・皆が同じ方向を向いていない
・皆が同じ価値観を持っていない
・皆が行動の善悪を理解していない

ということがあります。

組織である以上、十人十色、つまり異質性を尊重しながらも統一し、
同質部分を構築しなければならないのです。


それが、理念であり、目標やビジョンであり、そのための行動指針であるのです。


よって、詰まるところ、これらは経営トップが構築するものであるが故に、


「人間関係は経営トップで決まる」


のです。

カテゴリ:
タグ:
保育園・保育所・託児所の開園・開業 保育士の求人採用 保育経営セミナーのお知らせ
保育園児募集無料ツール 保育園経営コンサルティング 保育園M&A
保育経営ナビにお問合わせ