-
- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
人が育つ組織の共通点(4)
掲載日:2015年7月10日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、前回から、
「人が育つ組織を作る」
というテーマで、保育士不足に伴う離職率をどのようにして改善するか、
定着率を高めるかをお伝えしています。
退職理由は以下の8つのどれかに必ず当てはまります。
1.人間関係が悪い
2.責任が重い・大変
3.待遇に納得いかない
4.方針に合わない
5.達成感がない
6.役割が見えない
7.先が見えない
8.つまらない
今回は「責任が重い・大変」という点についての改善策をお伝えします。
これが理由で退職の多い職場の特徴は、
「入社前と入社後のギャップがある」
という点です。
特に新卒はある程度実習を経験しながらも、当然社会人として就職をした
後の仕事とは責任感が異なるものです。
・いざ働いてみると子供の命を預かることに萎縮してしまう
・いざ働いてみると思っていた業務内容と異なり仕事が大変
・もっとフォローがあると思ったが、ほとんど自分ひとりの責任
といった気持ちが芽生えてしまうのです。
「保育士の仕事ってこんなイメージがあったけど、本当はこんなものだったんだ、、」
という想いだけが先行してしまうのですね。
これらを考えると、やはり入社前から保育士という仕事がどういうものか、
うちの保育はこういう考えだということを伝える必要があります。
また、フォローアップ体制も重要です。
何のための役職階層なのか。
しっかりと、階層別の役割を明確にすることも重要な経営環境です。
是非参考にしてみてください。
- カテゴリ: