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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
シェアから考える人気園の条件(1)
掲載日:2015年8月 7日皆さん、こんにちは
船井総合研究所の服部雄太です。
幼稚園業界では、園児募集活動が本格化し始めています。
そして、幼稚園の園児募集は基本年1回のため、
この1回の活動で年間の収入が決まると言っても過言ではありません。
就園率は減少傾向にあるため、
現在のまま運営していると人気園に集まり、それ以外の園には、
園が集まらない現象が起こってきます。
現在、保育園においては、
待機児童問題から園児募集を考える必要のないエリアに立地
している保育園もあるかと思います。
しかし、幼稚園のこども園化や認可・小規模保育の増加の
今の時代だからこそ、未来に備えた準備が必要です。
第一回目は、保育園の3km商圏においてのシェアについて考えてみたいと思います。
まず、保育園がある都道府県又は市区町村の保育所入所率を調べてみましょう。
もし、わからない場合には、
全国平均値である「35%」を用いましょう。
次に、
①3km圏内の0-5歳人口
②2km圏内の0-5歳人口
③1km圏内の0-5歳人口
を調べてみましょう。
「保育園入所対象園児数④」=①(or②or③)×35%
の人数が登園に入園できる可能性のある園児数になります。
もちろん、保育園のキャパシティの限界もありますが、
「シェア」=「在園児数」(+「入所希望1に記入したが入園できない園児」)/④
で現在のシェアが出ます。
ぜひ、現在のシェアは何%なのか計算してみてください。
シェアが11%未満の場合、危険信号かもしれません。
次回は、シェアの考え方についてお伝えしていきます。
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