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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
フィージビリティスタディを行おう!(2)
掲載日:2015年8月 7日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、シリーズで、最近船井総研へのご相談として特に中堅・大手
企業様からのオーダーとして増加しているフィージビリティスタディ
(事業の実現可能性分析)の方法についてお伝えしたいと思います。
まず、フィージビリティスタディを分別すると、
1.市場性分析
・市場動向分析(市場規模・成長性・予測)
・プレイヤー動向分析(展開パターン・モデル分類)
・参入モデルベンチマーク(展開パターン・モデル分類)
2.事業性分析
・収益性分析(業態別収支・CF・業態特性)
・リスク分析(想定リスク・リスクヘッジ)
・既存事業連携分析
3.展開戦略
・ビジョン・ロードマップ策定
・USP設定
・アライアンス・M&A検証
・エリア戦略
・STP戦略
・中期事業数値計画
・実行計画
となります。
まずはいずれにしても自社として参入する価値があるのかどうか
を検証しなければならないので、それらを市場性分析と事業性分析
から導き出します。
そもそも、新規事業参入の可否視点は、
・収益が確保できるのか(事業の柱になるのか)?
・自社がやる大義名分があるのか?
・本業との相乗効果はあるのか?
に集約されるわけです。
これらを検証することがFSの目的ですから、これらを導くのです。
次回からこれら1~3の詳細をご説明していきます。
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