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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
各業界の有効求人倍率から学ぶ
掲載日:2015年11月28日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
さて、11月に入り、保育士等確保検討委員会が開催されました。
そこで、改めて様々な検討がなされておりますが、以下、いくつかの
データをご覧いただきたいと思います。
■平均年齢
保育士・・・・・34.8歳
幼稚園教諭・・・32.4歳
介護福祉士・・・39.5歳
看護師・・・・・38.9歳
■勤続年数
保育士・・・・・7.6年
幼稚園教諭・・・7.8年
介護福祉士・・・5.7年
看護師・・・・・7.7年
■現金支給額
保育士・・・・・216万円
幼稚園教諭・・・231万円
介護福祉士・・・219万円
看護師・・・・・329万円
■有効求人倍率
保育士・・・・・2.22倍
幼稚園教諭・・・???
介護福祉士・・・4.12倍
看護師・・・・・23.7倍
といった状況です。
端的にいえば、
・看護師・介護福祉士と比較すると保育士の採用環境は厳しくはない
・給与は最も低い
・勤続年数は他と変わらないのに、平均年齢が低い=復帰していない
というのが分かります。
やはり、処遇は喫緊の課題であり、それが復職に繋がっていない事実
があるため、結果的には潜在保育士化し、そうでない保育士だけでみると、
今の保育園開設には追いついていないわけです。
ぜひ参考にしてください。
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