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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
2015年を振り返って
掲載日:2015年12月28日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
いよいよ2015年も終わろうとしています。
今年は新制度がスタートし、多少なりとも混乱がありましたが、
業界の今後を占う新たな動きが多くありました。
以下に業界の変化をまとめておきます。
・新制度のスタート
・こども園の増加
・小規模保育の増加
・保育士採用の競争激化
・保育士の処遇高騰
・子育て支援員制度のスタート
・保育園から幼稚園への転園増加
そして、来年以降の動きとしては、
・こども園が増加(継続)
・小規模保育が増加(継続)
・3歳待機児童の増加
・学童保育待機児童の増加
・事業所内保育の増加
・保育士試験が年2回に
・保育士処遇の高騰(継続)
・無資格者への手厚い支援
・共生型施設の増加
・M&Aの活発化
・上場企業の増加(数社可能性あり)
・保護者のこども園意識の高まり
という点が際立つでしょう。
全体的に見れば、今年同様の市場の拡大は間違いないでしょうし、
事業者にとっては追い風になる動きが増えるものの、人材問題
は益々深刻化することが想定されます。
保護者の意識も少しずつ変化していきます。
新制度が今年以上に浸透し、幼保のボーダレス化は益々広がりを
見せると思います。
そんな中で、来年の経営のキーワードは「ギアチェンジ」です。
研究会の会員様には伝えていますが、
・経営者としてのスタンス
・経営計画
・新規開設
・保育士採用
・組織の一体化・マネジメント体制
・人材の定着や成長支援
において、意識の改革が求められます。
攻めの姿勢は貫くべきだとは思いますが、それと同じくらい内部
の体制づくり、人材への投資、保育の質を高めるための取り組み、
保護者満足度の向上に対して意識を高めていかなければなりません。
来年も保育経営ナビをどうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
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