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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
三ヵ年で離職率3%の認可保育所の取り組み(3)
掲載日:2016年1月18日みなさん、こんにちは
船井総合研究所の服部雄太です。
本年もどうぞよろしくお願いします。
前回は、内部で朝礼を行うことで意識改革をしていくポイントをお伝えしました。
この組織は、若手・中堅がしっかりと成長を実感できているため、
「ここで引き続き働くことは楽しい、喜びである」という認識を保育士自身に
与えています。
では、保育士が「成長を実感する」とは、どのような時でしょう。
褒められたりしている時ですが、
その前に何らかのアウトプットがあったからこそ、
褒められる機会が発生します。
保育士さんに「アウトプットする機会を与える」ことは、
成長に繋がるばかりか、定着においても効果性を発揮します。
この法人で行っていることは、
朝礼でもお経と唱えるように「大切にしたい価値観」を伝えています。
この「大切にしたい価値観」と同様の取り組みを行っている企業の研修に参加してもらい、
『私たちがやっていることってすばらしいことなんだ!』
『今まででよかったんだ!』
『もっとレベルアップするためにこんなことをやればいいんだ!』
と新しい発見を四半期ごとに提供しています。
研修というと難しく感じるかもしれませんが、船井総合研究所では「成功施設のクリニック」
を毎年行っており、現場で見て、話を聞くと大きな気づきが得られます。
理事長や園長先生が共感している園に見学させてもらう
という取り組みでも大きな発見が得られます。
そして、気づいたこと、園に取り組みたいことを「聞いた話」や「見て撮影した写真」などから
園内に共有してもらうことで、意識改革が可能となります。
ぜひ、保育園のみならず、すばらしいサービス企業などのクリニックを実施してみましょう!
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