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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

保育士定着の一手!賞賛の仕組み化(2)

掲載日:2016年1月18日

みなさん、こんにちは

船井総合研究所の服部雄太です。

前回は、日々の保育の中で「褒める、認める時間」を
入れていきましょうというお話をしました。

・朝礼
・定例ミーティング
・個別面談

など至る時間に入れることができますが、
保育士同士の仲の良さを高めていく、良好な関係を築くための
取り組みを紹介したいと思います。

保育士さんが退職する理由の多くは人間関係が問題で
退職することであり、「縦」と「横」のつながりがうまくいかず、
退職してしまいます。

今回は、「縦」のつながりを強化するための取り組みである
『ありがとうカード』の導入です。

上と下の関係になると多くの上司は、いい点を見るのではなく、
悪い点を見てしまう傾向があります。

上司から注意、命令などされてばかりですと誰もが
やる気がなくなり、自己重要感が得られないのはよくわかると思います。

しかし、悪い点を見てしまう。。。

そんな時に有効なのは、
上司から保育士のすばらしい行動を見かけたら、すばらしい様子を
「ありがとうカード」に記載することです。

そして、渡す時のポイントは、
①すばらしい姿勢を褒める
②この姿勢が子どもに与える影響を話す
③感謝の言葉を伝える
の3つをお話頂いてお渡しすることです。

とある法人では、
○ありがとうカード枚数のグラフ
○ありがとうカードの張り出し
を行っており、ポジティブな一面を見る習慣化を行っています。

縦のつながりのポイントは、
上から下に対する姿勢です。

一度、試してみてください。

最初は現場保育士が戸惑うかもしれませんが、
少しずつコミュニケーションする時間が増えてくるはずです。

次回は、横のつながりを強化して賞賛を与える取り組みを紹介します。

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