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明日の認可保育所の経営を考える

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

戦略的採用とは?(1)

掲載日:2016年2月12日

みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。


さて、平成28年度は今年度以上に保育士確保が難しい環境になります。

これは間違いありません。

単純に保育士が増えていないにもかかわらず、保育の供給はさらに加速的に
進むからです。


保育士を増やす策は国を上げて実施していますが、正直効果的な策は部分的
なものとなるでしょう。



要するに、どんな法人でも、


「戦略的採用」


が求められるわけです。


これまでは、

・実習生が来ればその子を取ればよい
・養成校に求人票を送ればよい
・親しい養成校にだけ挨拶に行けばよい
・急遽辞めるという職員が出た場合は、ハローワークに出せばよい

という法人も多かったでしょう。


しかし、この時代はもう完全に終わりました。


「うちの地域はそんなに保育園が開設されていないから関係ない」


と思っている方は大間違いです。



今、首都圏や政令指定都市で保育園を運営している事業者はこぞって
地方からの採用を強化しています。


さらに、都心部では社宅の賃借料補助制度を活用して積極的に採用を
行っています。


つまり、もはや保育士採用、特に新卒採用の競合は全国の保育事業者
なのです。


では、一方で「戦略的採用」とは何でしょうか?


それは、

・人材ビジョンと求める人材像を明確化する
・人材採用目標を立て、その目標達成のための計画を年間で立てる
・KPI(重要成績指標)を設定する
・そのKPIを数値化し、その数値目標を達成するための方策を実行する
・法人が一体化して取り組む
・効率性・効果性を重視する

ということです。

具体的にその方法を次回からお伝えします。

ではまた。
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