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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
いすみ鉄道から学ぶ
掲載日:2016年6月21日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
今回は千葉県のいすみ鉄道から保育経営を考えたいと思います。
みなさん、いすみ鉄道はご存知でしょうか?
http://www.isumirail.co.jp/
地方の赤字鉄道会社が、V字回復を図り、現在は観光スポット
になっています。
・30代~40代の女性をターゲットとしたムーミン列車
・桜と菜の花を一緒に見ることが出来る列車観光
・夜の宴会列車
・鉄ちゃんの積極的な受け入れ、グッズ販売
など、積極的に新たな企画を打ち込み、支持を得ています。
このいすみ鉄道のキャッチコピーは、
「ここには"なにもない"があります。」
というもの。
確かに元はと言えば、何もなかった場所。
しかし、その何もないからこそ生まれる風景や情景。
そして、そこから得られる観光者の癒しや安らぎ。
"なにもない"という弱みを強みにして、支持を得ているのです。
さらに、社長のお言葉を借りると、
「地方の列車は万人ウケではいけない。一部のコアターゲットを
ファンにすること」
とおっしゃっています。
どんな事業も、ナショナルチェーン以外で言えば、
・長所伸展
・ファン化(固定客化)
が原理原則だということを教えられる事例です。
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