-
- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
大手企業の保育事業参入から学ぶ
掲載日:2016年7月18日みなさん、こんにちは。
船井総研の大嶽です。
今回は大手企業の保育事業参入から学びたいと思います。
今年に入り、加速度的に異業種の大手企業からの参入のご相談が
増加しています。
理由は、
・企業主導型保育がスタート
・一億総活躍プランがスタート
・SNSやブログ等で待機児童問題・保育士不足が騒がれた
という3点が大きいと思われます。
世の中の大手企業というのは、常に新規事業を探していますから、
これだけ注目度が上がれば、やはり無視できないということでしょう。
仮に事業規模が小さくても、仮に本業の10分の1、100分の1の事業規模
でも、彼らにとってはさほど問題ではありません。
100分の1でも、そんな事業を100個作ればオールOKだからです。
もしくは、成長性の高いマーケットで、今後将来性を感じることが
できれば、前向きに事業として捉えるのです。
私の顧問先でも、現在、
・企業年商100億円以上・・・6社
・企業年商1000億円以上・・・2社
・企業年商1兆円以上・・・1社
という状況ですので、保育業界の規模とは比べ物になりません。
そんな企業が参入してくると何が起こるのか?
私はこのように推測します。
・新たなサービスが生まれ、それがスタンダード化する
・M&Aが加速する(業界構図が変わる)
・急速にシェアを高める
・地域密着型VS大手企業の戦いが始まる
これらはとても重要な近未来予測だと思います。
是非、大手企業の動向、そして彼らの特徴をしっかり掴みながら
自社の強みを明確にしていきましょう。
ではまた。
- カテゴリ: