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- ライター名:大嶽 広展
- 会社名:株式会社 船井総合研究所
- 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。
職員確保から社会貢献の事業所内保育所(3)
掲載日:2016年9月 8日みなさん、こんにちは
船井総合研究所の服部雄太です。
今回は、地域型保育給付の事業所内保育所についての
収支についてご紹介します。
従業員枠の比率にもよりますが、
5~10%程度の利益を確保し、自社の採用・定着を行うことができます。
また、皆様もご存知の通り、地域型保育給付の場合、
園児は斡旋され、入園するため、マーケティングコストは0円です。
都内での開園であり、待機児童が存在する自治体のため、
1ヶ月目から黒字運営ができており、
従業員6名、地域11名と従業員枠は定員を2名のこし、
稼働率は約90%であり、月50万円の利益を確保できています。
また、従業員の6名は、
前回お伝えした通り、全員が新規採用で入職した職員のお子様です。
特に待機児童があるエリアでの事業所内保育所は、
黒字までの期間が短いのが特徴です。
しかし、気をつけなければならないのは、
施設整備費が補助されない自治体も多くあります。
坪60万円程度の整備費が補助されれば、1年回収、
(この事例のように充足率は高く)整備費の補助がなければ2年程度での回収となります。
できれば、設置コストは低い方がよいですので、
自治体の補助があるかどうかを確認しましょう。
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