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保育経営の基本を知りたい

    • ライター名:大嶽 広展
    • 会社名:株式会社 船井総合研究所
    • 創業から38年間で約30,000社の経営コンサルティングを行い、業績向上のお手伝いをしてきました。現在500人の社員が約5,000社のコンサルティングに当たっています。

教育経営の未来とは?

掲載日:2016年11月21日

皆さん、こんにちは

船井総合研究所の服部雄太です。

先週、金曜日に「学力の経済学」の著者である中室氏を
お招きし、全国より塾、スクール事業者、幼稚園、保育園など
120名の方にご参加いただきました。

今回、お話を聞いてみて一番聞いてほしかったのは、
保育事業者だったのですが、参加数は最も少なかったのが保育園でした。。。

学力の経済学は28万部のベストセラー


ビジネス書籍でありながら、

多くの方に読まれているため、

今後、我々の園に入園する対象の保護者も読んでいるかもしれない


知っておくべき内容でした。


学力の経済学をお読みの方はご存知だと思いますが、

●私の経験から導き出されたものでなく科学的根拠のある事実

●相関関係ではなく因果関係

●定性的なものだけではなく定量化されているもの

●過去と未来だけの分析ではなく、ランダム化比較試験


など、参加された経済学から教育の効果性を考えるよい時間になったのではないかと存じます。


アメリカでの研究になるが幼稚園児を2つの

●認知能力(IQを高めるプログラムと指導する先生の手厚い配置)を高めるクラス

●そうでないクラス

に分けて40歳までどのような社会性を身につけているかを調べたものです。


就学前教育に認知能力を高めるプログラムを受けた児童は教育の効果性が高かったが


小学生以降は大きな変化が見られなかったという。


小学生以降の社会性で必要になるのが、

非認知能力であり、特に

●自制心

●やり抜く力

の2点であることを中室先生は言われていました。


今後、保育園、幼稚園業界においても

非認知能力が社会に出てから必要な力であり、

私たちの提供する保育、教育プログラムで非認知能力をいかにして高めていくか、

そして、就学前高い教育効果をいかにして高めていくかを検討していかなければなりませんね。

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